草花のふしぎ世界探検
『草花のふしぎ世界探検』を読んだよ。観察するとはこういうことかぁ〜。
四季それぞれで観察し甲斐のある植物を取り上げて、その特徴と不思議の世界を紹介した本だよ。
春はアズマイチゲ。雑木林の林床にわずか一ヶ月だけの命。でも、そうしなければならない意味が当然あるわけで、それがまさに進化。
そしてマムシグサ。この植物は株が大きくなると雄から雌に変わるらしい。なんという変わり身ぶり。
夏はツリフネソウとキバナアキギリ。トラマルハナバチをたくみに誘導し、花粉を背中に付けさせる。そして、さらに不思議なのは、ひとつの花で雄しべと雌しべの成熟時期に差を付けていること。これも進化か…。
そして夏の草原。いろいろな花が咲いているけど、そこにどんな虫たちがやってくるかを観察。そして、それらの虫たちがなぜその花にやってくるのかを考察する。これもまた楽し。
秋の花。ここでは、虫の活動が弱まるので虫媒花だけではなく、風媒花の観察もあり。これもまた不思議の世界。
あ〜、本の解説じゃなくて、植物の解説になっちまった〜。
カラー版 草花のふしぎ世界探検 (岩波ジュニア新書) | |
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