グーグルGoogle

『グーグルGoogle』を読んだよ。IT関連本は久しぶり。

グーグルの戦略とその収益構造、そして副題となっている「既存のビジネスを破壊する」とは何か?など、ちょっと話題のグーグルを知るにはちょうどよい感じの本だよ。

そして、そのキーワードは「サーチエコノミー」、「キーワード広告」、「ロングテイル」、「アテンション」。
なるほどと思わせる戦略なんだけれども、マーケティング的には既に存在する概念だよね。けれども、この概念をIT技術によって一気に拡大させていったのが、このグーグルの戦略なんだろうね。

そして最後のキーワード「巨大な権力」。グーグルは全世界の情報をデータベース化する。そしてそれを囲い込むことで、巨大な権力となる。本書はそれを的確に表現するために、「司祭」という言葉を使っているよ。
そう、それはまさに全世界が監視され、司祭によって操られる世界。別の言葉としてグーグルは「神の遍在」であるとも表現されている。

う〜む、恐るべしグーグル。だけど、あのGmailの便利さには敵わないよなぁ〜。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)佐々木 俊尚

文藝春秋 2006-04
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おすすめ平均 star
starグーグルについてよくわかる本だが…
starわずか2年前の書籍であるが、随分古く感じる
starネタとしては少し古いけど…

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