社会人から大学教授になる方法

『社会人から大学教授になる方法』を読んだよ。鷲田先生も久しぶり〜。

だいぶ以前に『大学教授になる方法』を読んだけど、その時の印象は「もしかしたら、アッシも大学教授になれるかぁ〜」って感じだったんだけれども、今回の本の読後感はまったくの逆。
何でだろうって考えるに、世の中が変わり、大学自身が色々な意味が厳しい世界に変わってきているからのような気がするんだけど。そう、だから本書は新手の大学論にも通じているよ。

ところで、社会人から大学教授になりたいと思う人ってどんな人たちなんだろう。想像するに、休みは多いしから自分の好きなことに時間が使える。ノルマもないし…なんて思うんだろうけど、そんな考えの人には筆者がピシャリと撥ね付ける。大学教授にはいろいろな特権があるけれども、それはフルタイムで教育・研究に打ち込んで貰う為の特権であり、余生をのんびり過ごす為のそれではない…と。

ということで、それに関して最後に引用。

自分の好きな研究や教育にフルタイムで打ち込む、これがじつは大学教師の最低条件なのである。
大学教授への道は意外に厳しいよ。
社会人から大学教授になる方法 (PHP新書)
社会人から大学教授になる方法 (PHP新書)鷲田 小彌太

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