革命のファンファーレ/西野亮廣
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』を読んだよ。これも革命か?
お笑い芸人キングコングの西野亮廣。お笑い番組をほとんど見ない自分にとって、この筆者がどこの誰かも知らず、なぜ本書を手に取ってしまったのかも、今となっては闇の中。なんだか話題になっていそうだな…という感覚だけだったのかもね。
副題は「現代のお金と広告」ということで、なにやら直前に読んだ『YouTube革命』に繋がるものがありそうな感じだし、まさに結局は同じことを言っているような…。
では、「現代のお金と広告」について、どんなことを言っているか。
まずは、クラウドファンディングについて。
筆者は絵本の出版に際し、クラウドファンディングを使って、資金を集めたわけなんだけど、
お金は信用を数値化したものであり、クラウドファンディングは信用をお金化する為の装置だ。という考え方。だからこそ、信用を勝ち取れと。ここで登場する「信用」という概念は本書に通底するキーワードで、「お金より信用を」ということを本書の中で言い続けているといってもいいかもしれないね。
もう一つのテーマ「広告」について。
キーワードはフリーミアム戦略。よくある戦略だけど、筆者の主張は、
ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。ということ。自分で自分のことを話すより、他人が自分のことを話してくれるだで、それさえもニュースとなるということ。1日100時間にする為の極意だよね。
「しるし書店」や「おとぎ出版」の話はこれからのネット社会での生き方を捉えたユニークなアイデア。きっと、筆者は芸人よりビジネスマンなんだろうね。もしかして、芸人になったのは、売名の為?なんて思えてきたわ〜。
革命のファンファーレ 現代のお金と広告 | |
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