祖国とは国語
『祖国とは国語』を読んだよ。最近、メディアへの登場が多い藤原正彦氏のエッセイ集。
その中での最大のテーマが「国語教育絶対論」。
筆者の主張は、
「国家の浮沈は小学校の国語にかかっている」と。
この主張はアッシもかなりの部分で賛同できるよ。
人間の思考は言語で行われる。従って、言語能力が無ければ思考に弊害をもたらすわけだ。逆に、思考した結果を表現するためには言語能力がないとダメ。従って、小学校のうちから国語をみっちりやっていないと後が伸びないよ…というわけ。
「小学校における教科間の重要度は、一に国語、二に国語、三、四がなくて、五に算数、あとは十以下なのである。」なるほどなぁ〜。
アッシも国語は重要だと思う。日本語すらまともに話せない日本人が多過ぎるよ。語彙が少ないから、的確な表現ができない。
英語や情報教育もテクニックとしては重要だけど、日本人としての基盤はやっぱり国語だよね。
あ〜、小学生には戻れないけど、これからでももっと本を読まなくちゃ〜。
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