祖国とは国語

『祖国とは国語』を読んだよ。最近、メディアへの登場が多い藤原正彦氏のエッセイ集。

その中での最大のテーマが「国語教育絶対論」。

筆者の主張は、

「国家の浮沈は小学校の国語にかかっている」
と。

この主張はアッシもかなりの部分で賛同できるよ。
人間の思考は言語で行われる。従って、言語能力が無ければ思考に弊害をもたらすわけだ。逆に、思考した結果を表現するためには言語能力がないとダメ。従って、小学校のうちから国語をみっちりやっていないと後が伸びないよ…というわけ。

「小学校における教科間の重要度は、一に国語、二に国語、三、四がなくて、五に算数、あとは十以下なのである。」
なるほどなぁ〜。

アッシも国語は重要だと思う。日本語すらまともに話せない日本人が多過ぎるよ。語彙が少ないから、的確な表現ができない。
英語や情報教育もテクニックとしては重要だけど、日本人としての基盤はやっぱり国語だよね。

あ〜、小学生には戻れないけど、これからでももっと本を読まなくちゃ〜。

祖国とは国語 (新潮文庫)
祖国とは国語 (新潮文庫)藤原 正彦

新潮社 2005-12
売り上げランキング : 45496

おすすめ平均 star
starやっぱ国語っすね!
star国語が全ての学習の基礎に全く同感
star早期英語教育への反対と「祖国とは国語」という点では,私は藤原派です。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

応援クリックはこちら→にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ