山の自然教室
『山の自然教室』を読んだよ。アッシは山の自然学に夢中。
『山の自然学』(岩波新書)の岩波ジュニア新書版かな?でも、読みでがあって面白かったよ。中高生向けだから優しく書いてあるし。と言っても、表現がやさしいだけで、中身はなかなか高度だよ。
内容的には、山の自然学の概略を紹介してから、具体的な事例として日本各地の山を紹介しているよ。
で、アッシが気になったのは高尾山の項。高尾山は自然の宝庫だと言われていたけど、それは東京に住む人にとっての意味だと思っていたけど、違うんだね。
自然学的にも多彩な植物・生物が存在することが分かったよ。だって、高尾山にブナがあるなんて思いもしなかったもの…。
そして、本書はその理由まで解説しているよ。読んでいる方もすっきりする。だから、圏央道への影響もよく分かるよ。もう、だいぶ工事は進んでしまっているけれどもね。
それ以外には、富士山、北八ヶ岳、尾瀬、紀伊・大峰山、白馬、北岳と解説しているよ。それぞれ興味深いことばかり。
ただ、まとめてしまうと、各地の植物体系は地質がかなりの影響を及ぼしているような気がするよ。石灰岩とか玄武岩とかの違いで植生がまったく違うし。
岩の種類は中学で習って、高校では地学部。結局、そんなアッシに刺激を与えてくれた本だったけど。冬になったら、高尾山でも行ってみるかなぁ〜。
山の自然教室 (岩波ジュニア新書) | |
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