2017-01-01から1年間の記事一覧

ソウルの練習問題/関川夏央

『新装版ソウルの練習問題 (集英社文庫)』を読んだよ。近くて遠い国は今でも。1980年台の前半、筆者の関川夏央が韓国を旅し、そこで感じたこと、出会った人々を通して、当時の韓国をマスコミではない視点から伝えたもの。当時、関川氏の年齢は30歳代前半だっ…

予想どおりに不合理/ダン・アリエリー

『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』を読んだよ。心理学との違いは何?行動経済学の入門書ということで本書。最近、この行動経済学っていうのが流行っているみたい。人間の行動を経済的に考えてみるってこと?『ヤバい経済…

からだのメソッド/矢田部英正

『からだのメソッド―立居振舞いの技術 (ちくま文庫)』を読んだよ。少しは意識しないと…。読みたい本リストに長く掲載されていた本書。だから、なぜ気になったのかの記憶がない。情けないけど…。「からだ」っていうより、立ち振舞いが気になったのかなぁ〜。…

卓越した組織になるために「改革」を変える/有馬淳,丸山研二,渡部信雄

『卓越した組織になるために「改革」を変える』を読んだよ。社内FIerになりたい。富士通のフィールド・イノベータ(以下、FIer)が執筆した業務改革を推進する為の本。2007年から富士通が始めたフィールド・イノベーションという業務改革支援サービスを担う…

ひとを〈嫌う〉ということ/中島義道

『ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)』を読んだよ。〈嫌う〉についての深い洞察。哲学者・中島義道の洞察は深い。哲学者って、もともとそういう人なんだろうけど、徹底的に考えれば、これに行き着くのかと納得する結論を提示してくれるから、読む方としては…

オープンエデュケーション/重田勝介

『オープンエデュケーション』を読んだよ。日本の大学は危機感無し。発刊が2014年12月だから、ちょうど日本ではJMOOCが始まった頃だったかね。日本の有名大学ではOCWとかも始まっていて、いよいよ教育のオープン化が日本でも始まるか…と勢いづいていた時期か…

近代化と世間/阿部謹也

『近代化と世間―私が見たヨーロッパと日本 (朝日新書)』を読んだよ。阿部先生からの最後のメッセージ。結語の日付が2006年7月10日。阿部先生が逝去されたのがその年の9月。最後まで本書に朱を入れられていたというから、本書はまさに絶筆の書。200頁ながらの…

はじめてのサイエンス/池上彰

『はじめてのサイエンス (NHK出版新書 500)』を読んだよ。仕組みを知るとワクワクする。池上彰氏の科学紹介本。だから、科学の事象を中心に、それを取り巻く社会とか、人間とか、政治とかの周辺情報にも言及していく。だから、途中で、物理学の授業が“社会学…

知の進化論/野口悠紀雄

『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能 (朝日新書)』を読んだよ。知の歴史、おさらい。野口悠紀雄氏の著作物は何年ぶりだろう。もしかしたら、『「超」整理法』以来かもしれない。『「超」整理法』は面白かったという印象が強いので、自分的には、野口…

ワーク・シフト/リンダ グラットン

『ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』を読んだよ。今、その萌芽はある。ビジネス書が続く。社会の変化がビジネスに、未来の働き方にどのような変化を及ぼすのかを語る本。社会の変化と言えば、『〈インターネット〉の次に来るもの』…

ワーク・ルールズ!/ラズロ・ボック

『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』を読んだよ。人事は試行錯誤。このところ、自分的にはビジネス書ブーム。未来を考えたり、働き方を考えたり。年齢的にもう遅いってことはないと思うけど…。これをヒントにまだやれることを考えた…

〈インターネット〉の次に来るもの/ケヴィン・ケリー

『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読んだよ。すでにその潮流は始まっている。昨年後半から注目を集めていた本書。手強そうだったので、躊躇していたんだけど、予約していた図書館から予想より早く確保の連絡。そろそろ年末年始…