読書進化論
『読書進化論』を読んだよ。本を巡るあれこれだけど。
最近、本屋のビジネス書のコーナーで名前をよく見かける勝間和代氏。ビジネス書を書く人だから、本についてのあれこれは、基本的にビジネス書を中心にどう読むか、どう書くか、最後はどう売るかまで言及しているよ。
まずはどう読むか。
ポイントは「本は他者の人生の疑似体験」、「本は全部読む必要はない。好きなところだけ拾い読みすればよい」というところ。その他に、帯、目次、「はじめに」、「おわりに」とざっと読んでその本の構造を捉えよ…とか。全体のフレームワークが分かったら、必要部分をスキャニング読みするとか…。
なんだか、ビジネス書の読み方に特化しているような気がしないでもない。特にフォトリーディングとかいう単語も出てくるし、速読術っぽい話も。
自分の本の話題も多数。っていうか、ほとんどか…。
書く側、売る側の立場からも。
特にマーケティング。本の最大の難点は「読まないと品質がわからない」ということ。だから、筆者は「著者の名前を浸透させる」ことがマーケティングのポイントだと述べる。それはある程度の品質保証になるからだと。
途中のコラムで、筆者の本屋さん巡りを紹介したり、実際の書店員の話が出てきたりするところは、新しい感じで楽しめたけど、全体的に筆者の本が連呼されている感じで好感が持てず。
やっぱりビジネス書は苦手です〜。
読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書) | |
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