地理と気候の日本地図/浅井建爾

地理と気候の日本地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)』を読んだよ。複雑すぎる日本。

表題通りの内容で、要は日本全国を各県別にその地形と気候の特徴を丁寧に説明したもの。高校の時からの地学好きがいまだに治らないアッシとしては、この手の本はいつまでも読み続けたい種類のもの。

では、どんな内容なのか。
日本の気候に大きな影響を与えているのが海流。その大きな流れが日本海流黒潮)と千島海流親潮)。日本海流は北海道にまで影響を与えているというから驚き。そう、日本海流の支流の対馬海流日本海側に大きな流れを作っているからね。もう一方の千島海流親潮とも呼ばれているけれども、その別称の由来。

しかし、プランクトンなど栄養分に富んでおり、魚類を育 てる親の役目を果たしていることから、千島海流は「親潮」とも呼ばれている。
と面白いよね。

もう一つの特徴は偏西風。天気が西から東へ変わっているのは、偏西風の影響だよね。さらに風と言えば、南東からの風と北西からの風も特徴的。雨や雪を降らせる風だから。

上の原則を踏まえておけば、あとは各地の地形の問題で、その地域の天候が確定するっていう感じ。本書の中でもほとんどの地域がそれで説明されているからね。
とは言え、日本の地形はあまりにも複雑。だからこそ、本書のような1冊の本ができるんだよね。楽しいなぁ〜。

地理と気候の日本地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)
地理と気候の日本地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)浅井 建爾

PHP研究所 2011-07-16
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