雁道/三遊亭円丈
『雁道(がんみち)―名古屋禁断の書』を読んだよ。まだまだ知らない名古屋弁、多し。
『日本の異界 名古屋』の中で、名古屋人による名古屋の分析本の嚆矢として紹介されていた本書。そういえば、清水センセーも本書の著者である三遊亭円丈も若くして名古屋を脱出したクチ。だからこそ、外部の視点で名古屋を冷静に評価できるんだろうね。
では、本書は名古屋をどう評価しているか?まずは、名古屋人の特徴から。ケチだとか見栄っ張りだとか言われることが多いけど、東京や大阪とのライバル意識も面白い。
近鉄に対する名古屋人の認識は、あくまでも近鉄は地元の鉄道ではなく人知れず大阪から伸び続けて鈴鹿山脈を越え遂に名古屋にやって来た侵入者であり、異邦人であり、他者である!!うん、これは新しい視点。そう来たか〜と思わせるほど。確かに、近鉄は関西資本だし、愛知県は近畿じゃない!!っていう思いが強いかもしれないね。地元志向の強い名古屋人らしい発想とも言えるよね。
さらに名古屋の食文化。タモリの発言で有名になったエビフライだが、円丈自身は名古屋時代には一度も食べたことがなかったという。
名古屋時代エビフライの食べられなかったボクに言わせれば、タモリのあの言葉は名古屋人に対する絶賛に思えてくる。そう名古屋人は更に努力してタモリに名古屋人は、シャブシャブを食べてミャアミャア言っていると言わせるようにしなければいけないと思う。これも郷土愛。でも、ミャアミャア言うことは変わりないのね…。
最後に名古屋弁を紹介。
いかがでしょうか?
ところで、名古屋弁と新潟弁、似ているところがあるんだけど…、気の所為?
雁道(がんみち)―名古屋禁断の書 | |
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