夢をかなえるゾウ/水野敬也

夢をかなえるゾウ 文庫版』を読んだよ。明らかに自己啓発本ではなく…。

2007年8月に単行本が出て、当時は本屋の平台に山積みされていた記憶がある。多分、かなり売れたんだよね。で、気がついてみると、それからもう5年。ということで、文庫版が登場し、アッシ的には即予約。文庫本の方が満員電車でも読みやすいし。

さて、この物語。登場人物はたった二人。ガネーシャと僕。二人だからどちらも主人公と言えるけど、一応、「僕」が主人公と言っておく。で、その「僕」は普通の会社員で、インド旅行のお土産に買ってきた飾り物の神様がガネーシャ。そのガネーシャが突然喋り出し、「僕」の人生指南をするというわけ。

でも、物語になるくらいだから、普通の指南ではなく、奇想天外な指南を展開する。しかも、ガネーシャは何故か関西弁。その関西弁が物語のよいテンポを作り出している感じ。そう、二人の漫才を見ている感じと言っていいかも。
と、これ以上、話の内容を書くとネタバレになるから、ここまでに。

アッシの気に入ったセリフを紹介。

またはじまった、自分好きが。
と「僕」がガネーシャについて語る。でも、これって何となく分かる。自分好きじゃないと、自分について真剣に考えないんじゃないかなぁ〜って。

それにしても、ガネーシャの行動はハチャメチャ。これを我慢できた「僕」は、やっぱり若くて、自分の夢があったからかなぁ〜?アッシなら、即刻キレていたかもしれません〜。

夢をかなえるゾウ 文庫版
夢をかなえるゾウ 文庫版水野敬也

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