嫌われる勇気/岸見一郎,古賀史健

嫌われる勇気』を読んだよ。アドラー心理学は手強い。

JMOOCで初めて知ったアドラー心理学アドラー心理学そのものは心理学というより哲学?って感じ。生き方とかを語ろうとするから。でも、科学的には心理学の潮流の一つなんだよね。アドラーその人自身、フロイトと共同研究していたこともあったようだから。と、いつもながら、本の話がいつまで経っても始まらない。

本書が本屋の平台に置かれて、売れているのは知っていた。これがアドラー心理学の本だとは知らなかった。JMOOCでアドラー心理学を知った。だから、本書を読んでみた。という流れで、やっと繋がった。

で、内容としては、ある悩める青年と哲人の会話を通して、アドラー心理学を解説するもの。この会話形式が本書的にはアタリかも。だって、アドラー心理学って、普通の常識だとなかなか腑に落ちないものだから。哲人がありとあらゆる事例や解説を試みても、悩める青年は腑に落ちない。モヤモヤ感がずっ〜と漂い続けるわけ。
このシチュエーションって、どこかで読んだことがあったっけ。そう、『夢をかなえるゾウ』と同じ。哲人(ガネーシャ)の言っていることは論理的でごもっともなんだけど、でもでも…と繰り返す感じ。
例えば、哲人に言わせれば当たり前のことについて、青年が反論すると、哲人は、

当然のことではありませんか。いったい、どこに問題があるのでしょう?
とバッサリ。青年に反論の余地も与えずという感じ。

さて、アドラー心理学についても多少は書けるかなと思ったけど、その必要もなさそうな感じ。そう、まずは本書を読んでいただく。ただ、多分読んだだけでは頭には残らないような…。だって、青年と哲人の掛け合いが、この本の面白さだからね。

嫌われる勇気
嫌われる勇気岸見 一郎 古賀 史健

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