坊ちゃん/夏目漱石
『坊っちゃん 角川文庫』を読んだよ。明治時代の中村雅俊。
夏目漱石の有名作。誰もが読んだことがある作品だよね。当然ながら、アッシも再読だけど、初読ははるか昔。中学生だったか、高校生だったか、あるいは小学生だったか。宿直でバッタに襲われるシーンだけが、記憶に残っているのはなぜか…。
で、いきなりの感想は「坊ちゃん、生意気。」。作中でも、赤シャツや野だが同じようなことを悪口として言っているけど、それは素直な感情だと思う。坊ちゃん自身は、素のままなので、そうは感じていないんだろうけど。要は真っ直ぐな性格なんだろうね。学校を出たばかりで、若いってこともあるけもしれないけど。坊ちゃん自身も、
赤シャツがホホホホと笑ったのは、おれの単純なのを笑ったのだ。というように、それは分かっていたんだよね。
部隊が四国松山というのもいいよね。温泉もシチュエーションとして有効だし、実際に温泉が舞台になるシーンも。確かに東京に比べれば小さな都市だけれども、城下町という感じがして、いい街だよね。
生徒との絡みはあまり場面としてはないけれども、明治版「われら青春!!」という感じがして、中村雅俊をイメージしてしまうのは、アッシがそういう年代だからだろうか…。
坊っちゃん 角川文庫 | |
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