大学教員 採用・人事のカラクリ/櫻田大造

大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)』を読んだよ。カラクリっていうほどの話ではないような…。

ぶっちゃけて言うと、久々の星一つ。まえがきの「優雅なA教授と悲惨なB教授」は、おぉ〜っと思わせる前振りだけど、第1章からひたすら単なる大学教員就活本。確かに大学教員って、普通の就活ではないとは思うけど、あえてこんな風にまとめて本にするほどのことでもないような…。
それに、これから大学教員を目指す人にとっても、本書が有益かというとそうでもないような。逆に大学教員を諦めさせるのには有効かも。

こう言ってしまうと、元も子もないので、一言で大学教員になるためには何をしたらいいかというと、業績を積むことに集約されるわけ。うん、やっぱりこれしかないでしょう。これが王道ですよ。

もう一つ。筆者曰く、

大学教員に向いている性格は、人を蹴落としてまでえらくなりたくないという人である。
という性格の問題。えらくなると制約も多くなり、自由な時間が減るしね。ということで、この点は同意。

いや、大学教員が悪い訳ではなく、遅咲きの人生に掛けられるかという点が大学教員を目指すポイントになるのかなぁ〜とは思う。どちらにしても、ギョーカイの話題ではありませんでした〜。

大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)
大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)櫻田 大造

中央公論新社 2011-11-09
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