きまぐれロボット/星新一
『きまぐれロボット (角川文庫)』を読んだよ。ショートショートショート。
以前にも書いたけど、星新一と言えば、自分的には中学時代を思い出す。本屋に行けば、必ず星新一のコーナーに立ち寄ったっけ。夢中になって読んだよなぁ〜。今から思うと、文章がそれほど難しくないので、一冊読んだ後の達成感が得やすいという要因もあったかも。
本書に収録は31の物語。星新一の作品の中でも超ショートばかりのような気がする。どれもがあっという間に読めるから。
それぞれに、ロボットが登場したり、博士の発明があったりというパターン。それでも、オチがちょっとずつ違うわけ。でも、慣れてくるとオチが先に読めてきたりもするんだけど。
SFチックな中でも、人間味な表現も散りばめられる。例えば、
博士はブロンの実をもぎ、つまらなそうに口に入れた。ちょっぴりすっぱい味がした。とか、何となくホッとするよね。
いじめられていたユキコちゃんの話も。
なにもかもかんちがいではあったが、その日から、だれもユキコちゃんをいじめたり、からかったりしなくなった。といじめ問題も解決する。博士の発明したある薬の効果なんだけどね。
今でも読み継がれているのが分かるよね。次は何を読もうかなぁ〜。
きまぐれロボット (角川文庫) | |
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