知らないと恥をかく世界の大問題5/池上彰

知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)』を読んだよ。ロシアの動きに注目。

池上彰氏のこのシリーズも既に5冊目。これだけ出ているということはかなり売れているんだろうね。アッシが完読しているくらいだから、読み易さもあるんだろうし、それだけ世界情勢って注目さているのかもしれないね。特に、最近は東アジアの情勢も目が離せないし。

で、本書の注目はロシアの動き。ウクライナ情勢を中心に、ロシア対アメリカ、ロシア対中国、ロシア対ヨーロッパという構図が分かりやすいかも。
その前に、ロシア対日本。安倍首相はアメリカよりロシアへの親密度を濃くしているような動きだけど、これは対中国を意識しているのかもしれないね。そう、これは中国包囲網。日本は中国・韓国包囲網を築かれかねない状況なんだけど。こんな動きを、池上氏は、

敵の敵は味方」「昨日の敵は今日の友」。敵を挟んで、まるで世界地図上で自国のエゴを実現するためのオセロゲームをしているかのような世界。
と表現しているよ。つまりは、政治が首尾一貫せずということ。アッシ的には、そんなことでいいのかと思うんだけど…。

そして、対する中国の動き。習近平主席の権力の集中化が気になる話題になっているよ。

習近平主席にしてみれば、圧倒的な力を持って4年後に自分の言うことを聞く人間だけにすれば、次の5年間はやりたい放題です。そのための権力闘争が始まっているというわけです。
と。結局は、そんなことでいいのかと思ってしまうようなこと。それにしても、やりたい放題って、やっている自分自身が怖くないか…。そういう心理が政治家でないと分からないのかなぁ〜。

最後は、世界の最先端技術は日本が支えているという事実から、

何も韓国や中国に、「目にモノを見せてやれ」ということではなく、日本があるから世界が回っている。そう思わせることが、本当の意味での安全保障につながるのではないかと思うのです。
と池上氏。そう、確かにそうなんだけど、分かっている人だけ分かっているのでは意味がないし、国民感情って操作されて作られているような感じだからね。
せめて、日本人だけでも、踊られずに冷静に判断したいと思うよね。
知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)
知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)池上 彰

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