系外惑星/井田茂

系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。知れば知るほど面白い。

宇宙モノの本が出ると、念のためにチェックするアッシ。多分、書かれていることは、以前に読んだ本とそれほど大差はないんだろうけど、さらに分かりやすく書かれいてるのではないかとか、もう少し理解が進むんじゃないかとか、そういう期待を持って、つい手が出てしまう。ましてや、ちくまプリマー新書だし。
タイトルもちょっとだけキャッチーで、「系外」っていうのがミソ。でも、「系外」を知るには、その前に「系内」を知る必要があるわけで…。

ということで、冒頭は宇宙の基礎知識から。重力とは何かとか、色々な場面で応用するケプラーの法則とか。アッシ的には、惑星が球状になっている理由が分かって嬉しい。小惑星イトカワヒョウタンみたいな形なのに…。重力ってすごいね。

そして、系内の話。惑星の分類とかその成り立ち。月の生成って意外に宇宙では普通に起こり得る事象だったり、海王星冥王星の公転軌道は、共鳴軌道になっているので、軌道が交差していても絶対に衝突することはないとか、アッシ的にはおニューな話。

まだまだ系外には辿り着かず、続きは地球の話。マントル対流やプレート運動の説明では、

地球上でおきている現象や「地球の進化」と呼ばれていることの本質はプレート運動を通した「地球が冷える」ということなのだ。
と説明。ただ、ここで気になるのは、完全に冷え切ってしまえば、地球の活動は終わるということ。おっと、その前に、太陽に呑み込まれてしまうか…。

いよいよ、最終章で系外惑星が登場。今では続々と発見されているのは周知の事実だけど、系内では考えられないような惑星もたくさん。
もう一つの注目は、系外生命の話。天文学者は意外に楽観論だとか。逆に生物学者は慎重派。生命の誕生は奇跡的だからと生物学者は考えるみたい。うん、それも分かる。でも、アッシは夢見る天文学者派でありたいなぁ〜。

系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書)
系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書)井田 茂

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