ツイッター 140文字が世界を変える/コグレ マサト,いしたに まさき
『ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)』を読んだよ。ネットの世界がよりリアルタイムになってきている。
ツイッター本は何冊も読んでいるけど、分かったような分からなかったような読後感はどれも同じ。ツイッターの魅力はやってみなくちゃ分からないとどの本にも書いてある。そう、そろそろツイッター本は卒業して、実践あるのみかなぁ〜なんて思う。
で、本書。他の本と同様にツイッターの歴史から始まり、その機能の説明と続く。フレンドとフォローの違いの説明に、ツイッターの特徴が見出だせるよ。
それは、フォローしている対象が、「ツイッターの発言そのもの」であるということです。つまり、発言の中に含まれているコンテンツです。フレンド登録の場合、まず「人」が先に立ちます。しかし、フォローの場合は、面白い「発言」をしている人をフォローすることになるわけです。つまりは、情報ありきというわけ。つぶやきのひとつひとつにURLが割り当てられているのはそういう意味だとか。URLの数は無限大…。なんだか、ユビキタスと似ているなぁ〜。
さらに、Internet上での他のサービスとの比較では、
情報の形や振る舞いとしてツイッターを考えると、ネットの発展と進化の中で、ホームページ→ブログ→ツイッターと変遷していく中で、個々のコンテンツとしての情報の固まりのサイズがどんどん小さくなってきています。と。さらに、「今」を共有する補完として、ブログやホームページで確認する作業も必要であり、それだけにネットリテラシーも必要とするとか…。
最後は、ツイッターの今後について。
ネット界の巨人、グーグルによる買収話もあったツイッター。そのグーグルとの比較。ここでも、キーワードは「今」。
この「過去」「キーワードを自覚」という二つの呪縛がある限り、ツイッターと比較した場合、グーグルには今を検索することは、ほぼ不可能です。そう、流れていくタイムライン。ストックすることにこだわらず、流れるままに身を任せる。緩い感じのようだけど、一覧性の高さは、新聞を読むような感覚なんだよね。だからこそ、他のメディアで補完するんだよね。
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