最高学府はバカだらけ
『最高学府はバカだらけ』を読んだよ。アホ、バカの連発っていう本も珍しい。
世間にあまり知られていない大学の内幕をレポートした本だよ。
まずはバカ学生の実態レポート。想像を絶する…。
そして、そのような学生を生んだ原因を探る。それは大学なのかそれ以外なのか。大学以外の原因として、高校、親、文科省などが上げられているよ。
そして、大学にも責任が?推薦・AO入試の増加や、教職員の不能、広報機能未発達、そして情報隠蔽など。
情報隠蔽はよく分かる気がするよ。仕組み的な問題だしね。それ以外はう〜む。
どちらにしても、高校、親、文科省、大学が自分の立場でしかモノを考えていないというところに問題があるような気がするよ。それぞれがバカっていうことなのかもしれないけど。
で、大学は今どんな改革を行っているか。たぶん、改革として手を打っていない大学は無いと思うけど、その改革が的を得ているのかというと、そうでもないみたい。
一番分かりやすいのが、ヘンな大学名や学部名。ノースアジア大学とかシティライフ学部とか人間キャリア創造学科とか…。確かにアホっぽいと思う。
じゃ、ホントにアホっぽい大学ばかりか?というとそうでもない事例を紹介。。そこで多少救われるんだけど。
副題は“全入時代の大学「崖っぷち」事情”。これで多少本題の衝撃度を和らげているけれども、本題と副題が逆だったら、これだけ売れなかっただろうなぁ〜。
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