みんな山が大好きだった
『みんな山が大好きだった』を読んだよ。山に命を懸ける気持ちとは…。
本書は単行本『山男たちの死に方−雪煙の彼方に何があるか』を改題した文庫版。内容はまさにこの単行本のタイトル通り。山に命を懸けた人間の生き様を描いたもの。
それにしても、山に命を懸ける山男たちの気持ち。分からないでもない。平地で普通の生活をするもの人生だけど、それはエキサイトするほどの刺激がない。極限までの体験はない。
一歩先でどうなるか…。その全てが自分に懸かっているなんて、普通の生活じゃありえないよね。この本に登場する山男たちは、皆、自分の力を試しに山に行ったんだと思うよ。そして、山に散っていった。
孤独や山登りなんてかっこ悪いなんて、誰が言った〜。人生そのものが、孤独で自分の命を懸けた山登りそのものなんじゃないかなぁ〜。
みんな山が大好きだった | |
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