恋するコンピュータ

『恋するコンピュータ』を読んだよ。人工知能言語学?はたまた医学?

優秀な営業マンの仕事振りを分析してシステム化したら…。こんな発想は誰にであると思う。筆者が実際に分析してみると、

認識→咀嚼→過去の経験の再体験→知識の組み直し→自分や社会への還元
というサイクルを、まるで取りつかれたように繰り返すタフな人間たちがたくさんいます。それはまるで、止まることを知らない知識獲得エンジンのように。
となる。そう、人間の行動は意外にシンプルなものなのかもね。
シンプルだとすると、それをコンピュータシステム化するのは容易いことのように思えるけど、実際はそうはいかないよね。それは何故か?
前書きが長くなってしまったけれども、その答えを本書が示唆してくれるよ。

と、ここまでが人工知能の部分。人工知能を作るには、脳の働きを分析する必要があるよね。そして、それを言葉にする。ここでは、筆者の「六歳の息子」を題材に、人間の脳の働きを分析しているよ。

人は「生きる」ために知識を獲得し分析し行動しているんだよねぁ〜。で、コンピュータと人間の違い。それは、「生きたい」という意志の有無なんだと思う。だから、人間に成り代わるコンピュータは有り得ないんだろうなぁ〜。

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