ウェブ進化論

ウェブ進化論』を読んだよ。『グーグルGoogle』に続く、Web2.0モノ。

『グーグルGoogle』では、グーグルのビジネスモデルが話の中心だったけれども、本書はどちからというと概念とかテクノロジー側の話が多いよ。もちろん、ロングテールの考えとか重複する部分はあるけど。

アッシの「ヤフーとグーグルはどう違うの?あるいは違いがあるのか?」っていう素朴な疑問にも答えてくれていたよ。答えは本書を読んでほしいけど、グーグルは要は場の提供だけなんだろうね。だから、テクノロジー企業だっていえるんだと思うよ。

さて、本書のポイント。システムをネットの「あちら側」と「こちら側」のどちらに作るかという考え方。グーグルはもちろん「あちら側」。そして、不特定多数無限大を信頼するか否かの考え方。この二つの事象を四つの象限で表す。これで整理がついて、すごく分かりやすくなる。そして、グーグルという会社の立場、他社との違いがはっきりと分かったよ。

もうひとつ。グーグルの情報共有の考え方が面白い。5000人の社員が全ての情報を共有するという。そのイメージは「情報自身が淘汰を起こすんですよ。」というある社員の発言。なんとなく分かるような分からないような…。職場で実践してみるか〜。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)梅田 望夫

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