進化とはなんだろうか
『進化とはなんだろうか』を読んだよ。ダーウィン繋がりで博物学。正確に言うと進化生物学とか…。
『ダーウィンの足跡を訪ねて』で進化論の面白さを知り、次のステップとして進化論の入門書的なものを探したら、いつもの岩波ジュニア新書のこの本にヒット。
で、率直な感想は「進化論はスゴイスゴイ」。
「生殖だけの意味で言ったら、無性生殖の方が効率がよいのに、なぜ生物は有性生殖の方が多いのか?」とか、「自然淘汰の仕組みはどうなっているのか?」とか、「環境に適応するとは生物的にはどういう意味なのか?」とか、今まで漠然と妄想していたことが、理論的に説明できているところがスゴイ、スゴイ。
そして、その進化の過程は、すべて遺伝子の組み替えで起こり、且つ偶然に支配されているという。だから、自然に適応した生物がいるとは言うけれども、それは能動的にそうなったわけではなく、結果的にそうなっただけの話ってわけ。
そう、確かに進化論もスゴイけど、「生物は神様が創ったものだからその後に変化する訳がない」と皆が考える時代に、進化論という新しく正しい理論を打ち立てた人たちもスゴイよね。
進化論にしばらくのめり込みそうな予感…。
進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書 (323)) | |
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