植物ごよみ

『植物ごよみ』を読んだよ。アッシが気になる本『花おりおり』の筆者だった〜。

1月から12月までのその季節の植物を話題にして、全73話。読みごたえは十分。しかも、筆者が農学博士だけあって、科学的な説明は説得力十分。
染色体の数でその植物の分類を考えたり、紅葉の仕組みや花の咲くタイミングを化学的な物質名を出して説明しているし。

そうかと思えば、万葉集に何首読まれているかで、その植物の日本での歴史を考察したりもする。また、その植物の名前の由来についても中国の文献まで紹介していて、ある意味で文学的な要素も。

そして、植物関連の本を読み続けているけど、今回改めて思ったこと。
薬として利用できる植物のなんと多いことか。そういう意味で植物と人間は古くから密接な付き合いなんだなぁ〜。

植物ごよみ (朝日選書)
植物ごよみ (朝日選書)湯浅 浩史

朝日新聞社 2004-06-11
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