山を読む

『山を読む』を読んだよ。山の自然学の復習。

内容的には『山の自然学』とほとんど同じ。違いといえば、ヨーロッパアルプス、ヒマラヤとの違いを詳しく説明していることかな。
その説明を読むと、やっぱり日本の山はいいなぁ〜と余計に思ってしまうよ。日本の山は、緑は豊かで、山、谷と景観に富む。外国の山は、山自体に価値があるというか、それ単独での景観なので、単純だからつまらないのかも。山々が連なる日本の山だから、縦走という登山のスタイルが日本だけだというのも納得できるよね。

その他には、山の景観の成り立ちが、風、雨、雪、氷河、地質等(2次的には植生等を含む)で様々に存在するって言うことが改めて分かったよ。
つまり、山の自然のメカニズムと成り立ちは、植物の生態系と一緒だよ。複雑なバランス体系で成り立っているので、そのバランスが崩れれば自然が壊されるってことなんだよね。

この本、「自然景観の読み方」というシリーズもの全9冊。『火山を読む』とか『動く大地を読む』とか、食指が動くなぁ〜。

山を読む (自然景観の読み方 新装ワイド版)
山を読む (自然景観の読み方 新装ワイド版)小疇 尚

岩波書店 2007-07
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