高尾の森から

『高尾の森から』を読んだよ。森の本が続いているけど、新たな発見多々有り。

筆者は高尾ビジターセンターの自然解説員(当時)。その当時に高尾山であったこと、思ったことを綴ったものがこの本だよ。

東京に住んでいて、高尾山に登ったことが無い人はまずいないと思うよ。アッシにしても、初めて個人的に出掛けた山行は高尾山だったし、高校の遠足でも行ったような気がする。
そうそう、毎年4月に中央線に乗ると小学生の団体に遭遇することが多いし。

そういう意味で筆者が言うように、高尾山にヒトが訪れることにより、高尾山に与えるインパクトはかなりのものなんだろうなぁ〜と思うよ。それが一番の自然破壊である裸地化に繋がるんだろうね。

本書の前半は、高尾山の自然について、あれこれ。植物、動物、昆虫、気象とさまざまな話題。後半はヒト的な話題。
このヒトが一番高尾山にとっては厄介な代物なんだよね。本来の自然の仕組みが分かっていないから、自分勝手な論理を振り回すヒト。圏央道建設にしても同じようなことが言えるみたい。あ〜あぁ。

それでも、この本を読むと改めて高尾山にまた出掛けたくなるよ。インパクトを与えない為には出掛けないのがベストなんだけど。あ〜、矛盾があるよね。

高尾の森から―平成の都民へ呼びかける
高尾の森から―平成の都民へ呼びかける米沢 邦昌

山と溪谷社 1997-11
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