地底旅行/ジュール・ヴェルヌ
『地底旅行 (創元SF文庫)』を読んだよ。岩石がいっぱい。
小学生の時に読んだけど、内容はすっかり忘れていた。でも、当時は地底旅行に憧れて、友達はゲームまで作っていた。称して「地底旅行ゲーム」。単なる立体すごろくなんだけど。
で、本書。
前半は地底旅行に出発するまで。主人公アクセルとリデンブロック教授の掛け合いが漫才みたい。アクセルは地底旅行を阻止しようとするし、教授は行きたい一心。あらゆる論理を駆使して、互いをけん制するわけ。
そして、地底に入る直前に、ハンスという猟師を雇い、三人で地底に出発する。
そこではいろいろな事件に遭遇するわけだけど、アクセルと教授の意見対立は続く。例えば、食糧問題。残り僅かな食糧を食べてしまうのか、残すのか。教授は、
「そこでだ! もし助かる機会が生じて、いざ行動しなければならないときになっても、飢えのために身体が弱まってしまっていたなら、いったい何ができるんだ?」と、前向きな姿勢。こんな感じで、教授はいつも前進あるのみ。
さて、結末や如何に。それは読んでみてもらうとして、地底旅行に行ってみたいかと考えるに、ハンスと一緒なら行ってみたいかなと。彼がいれば、必ず帰ってこれるように気がするからね。
地底旅行 (創元SF文庫) | |
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