卓越した組織になるために「改革」を変える/有馬淳,丸山研二,渡部信雄
『卓越した組織になるために「改革」を変える』を読んだよ。社内FIerになりたい。
富士通のフィールド・イノベータ(以下、FIer)が執筆した業務改革を推進する為の本。2007年から富士通が始めたフィールド・イノベーションという業務改革支援サービスを担う人材がFIerというわけで、その代表者がそのノウハウや事例をまとめたもの。コンピュータメーカーがどうして業務改革?って感じもするけど、モノからコトへという潮流が、この時期からあったんだろうね。あとは人材活用という社内的な事情もあったような気がするけど。
では、改革のキモは?というと、
フォロワーが主体的に改革に参加するために、フォロワーの視点に立って、あるべきリーダーシップをとることを「フォロワー視点のリーダーシップ」と呼ぶことにしよう。「近代組織における改革ではそういったリーダーシップをとる必要がある」というのが本書の主張だ。と言っているよ。改革の主体はフォロワー(現場)であり、決してリーダーの為の改革ではないわけだからね。
そして、3つのキーワード。
改革リーダーは「現実」「共創」「権限」の3つの理解を深め、洞察や技術を持って利用することが最も大切である。と。自分的には、「現実」が最難関のような気がする。「現実」を突きつけたとしても、人の意識ってなかなか変えられないし、それを認識した瞬間から、改革が頓挫したり、縮小したりするんだよなぁ〜。
やっぱり、改革は難しい。FIerがいればいいというものでもなし、組織に共創できる人がいるかどうかなんだろうなぁ〜。
卓越した組織になるために「改革」を変える | |
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