政府 の検索結果:

日本国の研究/猪瀬直樹

…広げられる。結局は、政府、官僚、自治体の三つ巴でお互いが利益になるような動きになる。猪瀬氏は、地方分権とは地方自治体の自決の論理のはずである。情勢に変化が生じて水が余るという地元自治体の判断があれば、無理に公共事業をやることはない。地元が自決できないのは補助金のせいである。とキッパリ。うん、そうなんだけど、そこに入り込むのが公団とか協会とかいう名称の特殊法人という厄介なもの。これがかなりことを複雑にしているわけ。これが第二部以降の話題。公団は特殊法人だが、その傘下に子会社を作…

「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯/城山三郎

…経験もあったような。政府にたのまれたり、社会事業に手を貸したり。公職として給与が出ても、形式的に一ドル受けとるだけ。「ワンダラー・マン」と呼ばれるそういう男たちが居ることが、石田には強い印象になって残った。そう、石田氏としては国鉄総裁の仕事は「パブリック・サービス」として捉えていたんだろうね。 石田氏のような筋道の鮮やかな生き方、いいよね。「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯 (文春文庫)城山 三郎 文藝春秋 1992-06-10売り上げランキング : 17065Ama…

日本のいちばん長い日/半藤一利

…の物語。登場人物は、政府(内閣)、宮内庁、陸軍、NHK、ちょっとだけ海軍、そして昭和天皇。 そして、本書の最初の刊行が昭和40年7月。つまりは、終戦から20年。これだけ書けたのは、やはり20年の年月が経ち、それぞれの登場人物が冷静に当時のことを見つめることができるようになったからか。いや、当時の記憶を呼び出すには20年という歳月が限界だったということか。そして、たった2日間の物語だけど、その内容は濃厚。だから、筆者曰く、したがって、本書は単に「終戦の日」の思い出ばなしを羅列し…

スノーデン 日本への警告/エドワード・スノーデン,青木理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ

…と、残念ながら市民が政府を監督する力が低下しつつあるといわざるを得ません。2013年には、政府がほとんどフリーハンドで情報を機密とできる特定秘密保護法が、多数の反対にもかかわらず制定されてしまいました。という状況だよね。しかも、それほどプライバシーについても敏感ではなく、その点についても、今現在のあなたにとって、プライバシーはそれほど大切ではないかもしれません。しかし少し想像してみて下さい。プライバシーがなくなれば、あなたはあなた自身ではなくなるのです。社会のものになってしま…

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」/池上彰

…題と憲法問題。それが政府の見解に繋がって、政治の話。政治と言っても、政治そのものではなく、政治体制の話が中心かな。そんな中で、池上氏らしく、チクリとしたコメントを散りばめるよ。 全国学力テストの話では、今の制度では前年度との比較ができないことに対し、悉皆調査から抽出調査に変更することを提案し、その上で、統計学的には、これで十分に意味のある調査ができることを、東工大の学生なら理解できますね。こうした当然のことが実現できないのですから、日本の教育関係者の「学力」が心配になります。…

仮想通貨革命/野口悠紀雄

…そう、金融機関抜き、政府抜きの取引が可能になるということで、世の中をガラッと変えることができる技術なんだよね。ビットコインはすでに存在し、利用されている。したがって、この状態を実現するには、ビットコインを受け入れるだけでよい。政府がそのために格別の配慮をする必要はない。導入を邪魔しなければよいだけのことだ。と筆者。まさに小さな政府への展開。そして、シェアエコノミーの時代にふさわしい技術なんだね。ただ、既成組織が抵抗勢力となるんだろうなぁ。これから注目していきたいね。仮想通貨革…

オープンエデュケーション/重田勝介

…になると、寄付団体や政府補助などの財政的基盤が乏しいこと、海外の諸外国と比べ高等教育の抱える問題がまだ顕在化していないことが、オープンエデュケーションの活動がわが国で広まりにくい背景だと考えられる。と言う。この状況って、いまでもそれほど変わっていないような気がする。日本の高等教育機関は変えようとする気がないだけのような…。そう、JMOOCもブーム的に下火の印象があるし…。内容的には読み物というより、レポートという印象。何となく平板な感じに落ち着いているのが残念な感じ。専門家と…

暴露/グレン・グリーンウォルド

…っと飽きる。第四章は政府による監視の是非について、資料や事例を元に考える。ドイツのメルケル首相の携帯電話がNSAによって盗聴されていたという事件があったけれども、それに関連して、メルケルは、アメリカはコミュニストの支配体制と同じだと言ったわけではないにしろ、NSAでも、シュタージでも、『一九八四年』のビッグ・ブラザーでも、パノプティコンでも、威嚇的な監視国家にとって最も重要なのは、眼に見えない権力によって常に見られているかもしれないという意識を人々に植えつけることに変わりはな…

「科学者の楽園」をつくった男/宮田親平

…研究成果さえあれば、政府も放ってはおくまい」と。彼が物理学者でありながら、貴族院議員であったり、子爵であったりしたところが、このイケイケドンドン方針の要因なんだろうね。これが、「科学者の楽園」を生み、結果的には成功するんだけど。その「科学者の楽園」とは何なのか。大学では想像もつかない実験設備がととのえられ、研究のあり方に理解を示し、研究者を心の底まで信頼する 所長の存在が、彼らに、なにかをやらずにはいられない気分にさせたのだ。と筆者。そう、本当に研究に専念できる環境と資金。こ…

スノーデンファイル/ルーク・ハーディング

… NSAを始め、米国政府はそれを否定するわけだけど、スノーデン氏の公表した資料からはそれが読み解けるわけがなく、大騒ぎとなったわけ。論点は、NSAによる盗聴や情報傍受がテロリスト対策なのか否かという点。インターネットという通信網の発達であらゆる情報が簡単に傍受できるようになった世界において、テロリスト対策は「干し草の中から針を見つけるようなもの」。いや、現実的にはもっと気の遠くなるようなことかも。例えば、針ではなくて、スズメの涙とか。しかも、テロリスト達は電子的な手段での通信…

世界を変えた10冊の本/池上彰

…まりは、ケインズが、政府の役割である財政政策に重きを置いたのに対し、フリードマンは、中央銀行の役割つまり金融政策を重視したのです。と。これは大きな政府と小さな政府の概念と同じ。どちらがいいという問題ではなく、主義主張。そして、時の政府によって、どちらに重点を置くかなんだよね。おっと、政策の話ではなく、本の話。これだけ世界に影響を与えた本。いや、本であるから影響が大きかったんだと思う。同じメディアでも、やっぱり本て凄いと思う。世界を変えた10冊の本 (文春文庫)池上 彰 文藝春…

文部科学省/寺脇研

…うけど、文科省的には政府の教育方針としてはその臨教審から始まったものらしい。だから、今の政策はすべて「生涯学習」に繋がるということ。よく分かったのが、臨時教育審議会、中央教育審議会、教育再生実行会議などの諮問機関の立ち位置。誰の諮問でその権限は何か?ということ。そして、その機関に対する文科省の立場。これが分かると政策の意味するところの理解も深まるような気がするよね。後半は文科省で働く人たちのこと。キャリア、ノンキャリアの違いはあるけれども、組織として一体となって働いていること…

夢中になる!江戸の数学/桜井進

…て、和算の終焉。明治政府は学校教育に洋算を採用したわけだけど、和算は全く役に立たなかったのか?当然、和算家たちの素養は洋算においても役に立つ。『塵劫記』から250年、関孝和の活躍から200年という長い年月の中で培われてきた和算の歴史があったからこそ、明治維新は成功したと言ってもいいだろう。と筆者。うん、数学って、役に立つって思って勉強するものではないのかも。素直な好奇心から発するものなんだよね。好奇心旺盛な日本人だからこそ、鎖国の間でも、あれだかの発展があったんだよね。いいな…

就職に強い大学・学部/海老原嗣生

…なんだか社会が悪い、政府が悪い、大学が悪い、でも、学生は悪くないっていう風潮があるけど、海老原氏の見解はそういうステレオタイプの発言ではないってこと。 もちろん、社会が悪いこともあるかもしれないけど、学生も社会のことをまじめに考えているかというと、どうもそんな風には思えないわけで。では、本書。就活そのものの話ではなく、「就職に強い」と言われている大学が本当に強いのか?あるいは、厳然として就職差別というものが存在し、それが就職氷河期と言われる現代にどう関係しているのか?を探ると…

ガラパゴス化する日本/吉川尚宏

…本人、日本企業、日本政府がいったいどうしたら脱ガラパゴス化できるのかといったことを考察する。根底には、脱ガラパゴス化しないと日本の未来は無いよという考え方があるわけで、それはすでに直近の問題として浮上してきているからね。本書の冒頭はガラパゴス化の事例。ガラパゴスケータイという言葉に代表されるように、その代表格は携帯電話。でも、それはハードウエアとしてのそれだけではなく、通信方式についてもガラパゴス化しているわけ。製造業以外では、会計基準、医療サービス、大学ランキングなどのサー…

転換期日本の大学改革/江原武一

…グローバル化、小さな政府による市場競争原理、IT革新の3つ。これらが、大学にも浸透してきているということ。そして、大学改革の歴史について。 日本の場合、カリキュラム大綱化から始まっていることは、業界人ならご存知の通り。今でこそ、規制緩和なんて当たり前のことだけど、当時から大学業界でも規制緩和が始まっていたわけ。その代わり、大学や学部の設置も簡素化されたんだけど、逆に設置後の検証も義務化されてしまった。「検証も」の「も」がミソであって、結局は業界的には厳しくなったも同然。今まで…

大阪維新/上山信一

…、まったく定見がない政府を批判。ひらたく言うと、(1)「成長、規制緩和、小さな政府」、(2)「目先の公共事業、財政出動、景気対策」、(3)「格差是正、大きな政府」の3つのメニューの間を右往左往するだけでした。そこに時々、財政再建や増税の話が顔を出す。要は何でもアリです。という見解。このように整理されると、ピンと来るよね。政権が変わっても、やっていることが変わらないって、そういうことだったんだと納得できるよね。そして、このような状態の政府を、「オンボロバス」と表現し、これに変わ…

中学生からの哲学「超」入門/竹田青嗣

…ことを誰かが(神や、政府や、その他が)認めている、というのではなく、社会の成員がそれを「相互認識」する意志をもつ、という仕組みにあるということです。哲学ではこれを「自由の相互承認」のと言います。これが社会の本質だよね。宗教とも違うし。社会が成立したのが近代であるという阿部謹也先生の話とも繋がるね。自己とはルールの束であるとも。「善悪」「美醜」についての内的スタンダード、つまり「自己ルール」とは自然に身についてしまうもの。だから、容易に変更はできない。それが自我の本質。それでも…

この国のかたち〈2(1988~1989)〉

…書かれていたよ。明治政府は、維新後わずか4年で、手品のようにあざやかに制度を展開した。 手品のたねは、全国の村の名主(庄屋)のしかるべき者に特定郵便局(当時は、郵便取扱所)をやらせたことによる。そして、かれらの名誉心を刺激し、公務であることを説き、官吏に準ずるという礼遇をしたとも。公共精神が強かった層が犠牲を覚悟で参加したわけ。それが平成の世でこんな形で影響を残すこととは…。過去の歴史があるから今がある。改めて思う1冊でした〜。この国のかたち〈2(1988~1989)〉文藝春…

学問のすすめ

…せていくのは、国民と政府とが両立して、はじめて成功することである。われわれは国民としての責任を尽くし、政府は政府としての責任を尽くして、お互いに協力しあい、日本全体の独立を維持しなくてはならない。人体が国だとすれば、政府は内側の生命力のようなもので、国民は外部の刺激のようなもの。それらのバランスで成り立っているのだとも言っているよ。人間は社会的な動物であるという記述も面白い。一身の衣食住を得てこれに満足するだけなら、何の進歩もない。社会の為に働くことで文明が発展する。世の中の…

経済学はこう考える

…。むしろ、ある程度の政府の介入が必要だと。第2章では、マーシャルの弟子のケインズが登場。ケインズ政策を解説しているよ。消費を増やすための減税、投資を増やすための低金利政策、それでも足りなければ、政府自らが財政赤字をつくってでも公共投資をおこなうことなど。これが、「ケインズ政策」。あら、今でも政府のやっていることと同じじゃない!!という感動。逆にいうと世の中が変わっているのに、手法がまったく変わっていないのにガックリ…。その回答として、センの「福祉の経済学」に納得。「経済合理性…

「明治」という国家

…をやっていく人材を新政府に提供します。 この多様さは、明治初期国家が、江戸日本からひきついだ最大の財産だったといえるでしょう。この多様さを捉えておけば、明治に活躍する人物がスッキリ分かるような気がするんだけど。“青写真”なしの新国家の話も興味深いよ。薩長という明治維新勢力は、革命政権についてなんのプランも持っていなかったという。全く文化の質のちがう日本が、にわかに欧米と出くわして、それから侵されることなく、それらとおなじ骨格と筋肉体系をもった国をつくろうというのですから、これ…

齋藤孝のざっくり!日本史

…全国の大名は黙って新政府に従ったのは何故か?いろいろと背景はあるんだろうけど、まずは薩摩と長州が前例を作ったことが大きいのだと。日本人というのは、前例ができると、またその前例が大きいものであればあるほど、一気にそちらの方向に傾き、倒れていくという傾向があります。齋藤先生は、これを「将棋倒し国民」と表現しているよ。そして、「大化の改新」と藤原氏について。 「大化の改新」は1300年以上も前のテロ事件。それが、権力と権威、実と名を分けるという日本特有の感覚は、この事件に端を発する…

若者はなぜ3年で辞めるのか?

…ぁ〜。結局、法律とか政府の方針は経営者側の観点が優先するのかぁ〜。 まぁ、アッシ的にはすでに時間外の適用範囲から外れているけど…。すまん。今回は本の話はほとんど無し。自分のことしか考えられないアッシ。若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)城 繁幸光文社 2006-09-15売り上げランキング : 6424おすすめ平均 「若者に負荷を背負わせる社会」が「若者の閉塞感」を産んでいる。この人の本を三冊読んで分かったことためになることがきちんと理屈付き…