マイクロソフト伝説マネジャーの世界№1プレゼン術/澤円

マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』を読んだよ。伝説の人だったのか…。

今年の夏、某所で本書の筆者である澤円氏の講演を拝聴。まさにプレゼンだったわけだけど、確かに印象的だったような。っていうか、まずはその風貌。プレゼンの第一歩は形から入るのがいいのかも。それだけ印象的で、この風貌からどんな話が聞けるんだろという期待感もあったり。
そんな筆者がプレゼンの極意を語ったのが本書。完結に分かりやすくて、まさにプレゼンの極意を本書に集めれば、こんな感じになるんだろうという教科書のような本。でも、教科書のような堅い話は一切なしなのもよい。

では、その極意とは。
結論のようなものを書いてしまうと、以下の3つがプレゼンのゴール。

○聴いた人がハッピーになる。
○聴いた人から行動(決断)を引き出す
○聴いた内容を他人に言いふらしたくなる
と筆者。これらを達成するために、どうしたらいいのか…というのが極意なんだけど、この3つのゴールを知るだけでも、自分なりに創意工夫はできるよね。

そして、幾つかのノウハウ。まずは、スライドの作り方。

本書で繰り返し述べてきた通り、プレゼンの目的は情報共有ではありません。
ということなので、むやみに情報を盛り込むものではないということ。そして、
スライドは自分が説明するためにあるのではなく、相手から反応を引き出すためにあると思ってください。
とも。これに反する事例として「文字情報が満載のプレゼン資料」が某省庁の資料。自分がよく見かける省庁の資料だけに、思いっきり納得。

最後に、プレゼンという場の考え方。質疑応答も大事な場なので、

質疑応答においても、プレゼンターは「質問者の価値」だけでなく「聴衆みんなの価値」を常に意識しなければならないのです。
ということ。確かに、誰かの質問がそのテーマを発展的に考えるきっかけになることもあるからね。
たかがプレゼン、されどプレゼン。これから、プレゼンが楽しくなりそうな予感です~。

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