時をかける少女/筒井康隆

時をかける少女 (角川文庫)』を読んだよ。原田知世の歌はヤバイ。

原田知世が主演した映画『時をかける少女』が1983年ということだから、もうかれこれ30年以上前の話。TVの歌番組で盛んに流れていたっけ。YouTubeで探してみると夜のヒットスタジオにも出ていたんだね。完全に口パクだったけど。

そんなにヒットしていたのに、その原作本を読んでいなかったのに、読んでみて初めて気がついた。ストーリーを全く知らなかったことが分かったから。やっぱり、原田知世の歌の方が強烈にインプットされて、映画や本はオーバーフローを起こしていたのかもしれないね。

では、そのストーリーはというと、時間と空間の自由な移動とほろ苦系の恋愛もの。おや、これって『小説 君の名は。』のコンセプトと同じでは?という感じ。もともと、中高生向けの雑誌(月刊誌?)に掲載されていたものだから、科学的な知識の習得も意図するところではあったのかもしれないね。

本書は、表題作の他に、短編が2編収録されているよ。そのどれもが主人公が中学生女子。それぞれの名前が、和子、昌子、暢子。これを見るだけで昭和を感じてしまうのは、やっぱり自分が昭和の人間だからかなぁ〜。

時をかける少女 (角川文庫)
時をかける少女 (角川文庫)筒井 康隆 貞本 義行

KADOKAWA / 角川書店 2012-06-25
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