あやしい探検隊 不思議島へ行く/椎名誠

あやしい探検隊 不思議島へ行く 「椎名誠 旅する文学館」シリーズ』を読んだよ。本当に不思議だらけ。

椎名誠のあやしい探検隊シリーズ第3弾。今回は島巡り。もちろん、浜辺で天幕が張れれば、そこで焚き火キャンプをするのはあやしい探検隊のご定番。とは言え、初出は週刊宝石の旅ルポものだから、週刊誌の編集者とカメラマンが同行するのが基本なので、今までの東ケト会的なアヤシサはトーンダウンする。週刊宝石的に怪しいのは、やっぱりニンゲンということになりそうで、今回は島にいる人のアヤシサが満載という感じ。

では、どんなタンケンだったのか。まずは、いつもと違うキャンプ地の状況。場所は神奈川県の猿島

こういうキチンと管理された浜で東ケト会が 焚火宴会をするのははじめてなのでまるで勝手がちがうというわけだが、しかしゴミ箱からゴミを集めてくる、ということになってくるとなんとなく浮浪者の一団が島流しになってなんとか一夜の暖をとる、というふうな気配にもなってきていて、よく考えるといささかわびしい。
勝手が違うと東ケト会が東ケト会でなくなってしまう。アヤシさが増してしまうというのが、逆説的。となると、これは東ケト会のキャンプではないよな…。

そして、海外の島旅も。場所はモルジブ

(ビールは 果たしてビールはあるのだろうな!?)勿論この段階になればこの国でビールを生産しているということなどまず絶対あるまい、ということはわかっていたが、問題は果たしてそれをきちんと輸入しているかどうか、という点である。
と心配の種は尽きないが、気持はよく分かる。東ケト会の焚き火キャンプと言えば、何はなくともビール、ビール。日本国内であれば、大抵は手に入るけど、海外では重大な問題だよね。

このところ、旅行記のようなものが続いているな…。単なる偶然なんだろうけど、そろそろ重たいものも読まないとなぁ~。

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