旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅/小林希
『旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅 (幻冬舎文庫)』を読んだよ。島国だから島の良さが分かるのか?
本屋の平台でたまたま見つけた本書。旅ルポものは嫌いではないので、手に取ってみる。テーマは“島”。ちょうど、NHKで南硫黄島の生態系調査の番組を見たばかりでもあったので、あぁ島もいいな…と感じていたところ。ただ、島となると、基本は船での移動だから、天候が不順になると、週末だけでヒョイと行ってくる気になるかは疑問があるが…。
で、本書は旅作家の小林希氏が自身が訪れたことがある60の島々のうちから、10島を選んで紹介したもの。それぞれの島にそれぞれのテーマをつけた紀行文。
まずは、島旅の良さって何だろ…というところ。筆者曰く、
それぞれの島には、独自の文化や風習がある。もちろん、今いる場所を出れば、同じ日本にいても、こんなにも言葉や食、建築様式など、目に見える大きなことから、些細なものまで、地域によってずいぶんと違うのだとびっくりする。と。なるほど、島っていわゆるガラパゴス化しやすいからね。あとは、自然現象に大きく影響を受けるってこともあるかもしれないね。
同様に、
日本は有人島・無人島あわせて6852島が織りなす島国で、その一つひとつの島には、固有の風俗や文化、歴史がある。島は、言葉も違えば、思想も違う。それぞれがまるでひとつの小国のようなのだ。とも。だから、島旅は楽しい。新たな発見や新たな視点があるんだよね。
さて、気になるのが島にいる猫。猫が多い島がかなりあるという話なんだけど、どうしてなんだろ。自分なりの仮説なんだけど、漁港という餌場の為なのかなぁ…とも。
さて、何年も島には行っていないけど、どこかに行ってみたいな…。
旅作家が本気で選ぶ! 週末島旅 (幻冬舎文庫)
posted with amazlet at 18.10.08