HARD THINGS/ベン・ホロウィッツ
『HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか』を読んだよ。CEOは辛い。
本屋の棚で本書を見た時に目に付いたのが、「ビジネス書大賞2016ベスト経営書第1位」という帯。どういう訳か最近はビジネス書に目が行くようになったこともあり、ついつい読みたい本リストに追加。さらには、kindle本の50%ポイントセールで本書が出ていたこともあり、ついにポチってしまう。あぁ〜、読む時間なんかあるのか…。
結果、読んでよかった1冊。経営書というより、ちょっとしたストーリー。だから、面白く読めたという感じかな。
で、そのストーリー。
CEOとしての筆者が体験する判断と闘いの連続の物語。その判断も会社の存続に関わるような判断の連続。それでも、ギリギリまで戦って、乗り越えていく。
そして、その経験を元に、ビジネスのノウハウを語る。ノウハウっていうのもヘンかな。もっと次元の高いもの。考え方って言った方がいいか。
例えば、
逆説的ではあるが、その唯一の方法は、間違った製品でもいいからまず売ってみることだった。無残に失敗する危険はあるが、生き残りに必要なことをいち早く学べるはずだ。とか。確かに逆説的ではあるが真理かもしれない。
もう一つ。
社員が基本的にCEOを信頼していれば、コミュニケーションの効率は圧倒的によい。物事をありのままに伝えることは、この信頼を築く上で決定的に重要である。時間と共にこの信頼を築くCEO能力が、好調な会社と混沌としている会社を分ける。とかも。これはCEOだけではなく、上司と部下の関係でも言えること。重要だよね。
最後に一言。
苦闘を愛せ。と。普通は愛せない。でも、CEOはそういうもの。やっぱ、辛いわ〜。
HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか | |
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