O嬢の物語/ポーリーヌ・レアージュ

O嬢の物語 (角川文庫)』を読んだよ。フランス文学…。

これは…何ともコメントしようがない。文学とはこういうものであると言われれば、それまでだし。肉体を超えた精神面を抉り出した作品というのは簡単だけど、それ以上の何かがあるんだろうね、きっと。文学素人には分からないような、何かが…。

ということで、今回は訳者あとがきからの引用。

さて、わたしの考えるのに、この慎みぶかい筆致で全編をつづった、高度に抽象化された小説は、そんじょそこらの新奇な意匠をこらしたアンチ・ロマンなどとは似ても似つかぬ、古くてしかも新しい、人間性の奥底にひそむ非合理な衝動をえぐり出した、真に恐るべき恋愛小説の傑作である。
ということのようで。

古典名作、これに懲りずに、次は何を読もうかな。

O嬢の物語 (角川文庫)
O嬢の物語 (角川文庫)ポーリーヌ・レアージュ 澁澤 龍彦

KADOKAWA / 角川書店 2002-04-12
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