電子出版の未来図/立入勝義

電子出版の未来図 (PHP新書)』を読んだよ。その未来にそれほど変化無し。

iPadが発売された2010年は確か電子書籍元年とか言われていたのは確か。アッシもどこかの大学へ講演を聞きに行ったことがあったし。そう、思い出した。電子書籍元年ていうより電子書籍用デバイス元年って言っていたように思う。
本書はその2010年末に、筆者がブログで書き綴ったものをまとめたもの。時宜にかなう上梓だったんだね。それを今頃になって読み始めたわけだけど、率直に言って、今も当時も全体の状況って変わっていないんじゃないかという感じ。amazoniTunesの隆盛は変わらないわけだし、日本独自のプラットフォームは苦戦っぽいから。結局は先行有利だったんだよね。

そんな中で筆者の主 張は、電子書籍SNSとの連携。いわゆる電子書籍マーケティングの話として、SNSをいかに活用するかといったところ。確かに、その後、読書メーターとかブクログとか、この手のツールがたくさん出現したよね。アッシも使っているけれども。でも、結果的には、amazonの独り勝ちを後押しした感が否めないんだけど。

本書は全体的に読み難い感じ。同じようなことが何度も出てきたり、結局は何が言いたいのか分からなくなったり。もう少し、何か一気通貫したストーリーが欲しかったなぁというのが本書の感想でした。

電子出版の未来図 (PHP新書)
電子出版の未来図 (PHP新書)立入 勝義

PHP研究所 2010-12
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