星の王子さま/サン=テグジュペリ

星の王子さま』を読んだよ。これって童話?

子供の頃から気になる本が幾つかあるけど、本書もその一つ。kindle本として、以前から安価で提供されていて、最安値が48円なんていう時期もあったっけ。いつかは読もうと思っていたので、とりあえず安い時にと思い、購入しておく。結局、幾らだったかは記憶にないけど、100円前後だったはず。

物語は、主人公の「ぼく」と星の王子さまとのやりとりが全体の流れ。冒頭では、「ぼく」そのものがちょっとユニークというか、子供らしいというか、大人との発想の違いを見せていて、これが読者への軽いジョブとなっている感じ。

そこへ登場するのが星の王子さま。違う視点から見てみるってことを教えてくれる。大人になると一方的な見方というか、自分に都合のよい視点しか選択できなくなるからね。
そして、究極のセリフ。

本当に大切なものは、目に見えないんだよ。
星の王子さま。この意味、ここで説明するのは野暮というもの。本書を読んで自分で考えるのが本書の読み方だよね。

もう一つ、印象に残った文言を紹介。砂漠に咲く一輪の花が、

「人間は、風に吹かれて運ばれるから、人間には根っこがないのよ。可哀そうにね…。」
と言う。視点の違いは大きい差だよね。ここでは視点と書いたけど、偏見とか先入観に読み替えてもいいかもね。

最後に、気になること。星の王子さまはひとの質問にちっとも答えない。これは子どもとしてどうなのかなぁ〜。あ〜、これも大人の先入観なのかなぁ〜。

星の王子さま
星の王子さまサン=テグジュペリ 浅岡 夢二

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