進化/山本昌,山崎武司
『進化』を読んだよ。大器晩成型の二人。
中日ドラゴンズの大ベテラン、山本昌と山崎武司の共著。2013年4月発行だから、山本昌は30年目、山崎は27年目の現役シーズン直前。amazonで検索したら、山本昌は記念すべき30年目のシーズンということで、いろいろと本を出していたんだね。
本の構成としては、ひとつひとつのお題が出て、それに対して二人がそれぞれでコメントするという形。それでも、二人の性格の違いはコメントを読んだだけで分かるよ。山本昌はコツコツ型、山崎はイケイケドンドン型。正反対の性格だよね。でも、仲がいい。その不思議。
で、山本昌の考え方。練習するのは、朝に歯を磨くようなものだと言う。
朝起きて歯を磨き、朝食をとるといった生活習慣となんら変わりはないのだ。だから、練習は苦にならないとも。うん、こういう考え方が好き。癖にしてしまうとか、やらないと気持ち悪いとかいう状態がいいんだよね。
もうひとつは、超プラス思考。
「こうすればできる」と常に考えるのが、山崎の言う「超プラス思考」なのだろう。ダメならどうしよう…」と考えたら、先に進まない。どうすればできるかを考えるんだよね。これも好き。いかにもコツコツ型の思想だよね。
さらに、
「結局、野球選手でいることが一番楽だな」と山本昌。だからこそ、これだけの長い期間、プロ野球選手としてやってこれたんだろうね。
おっと、山崎の話が出てこないけど、最後も山本昌。山崎との対談で、
ただ、彼が言うように、僕は意外と無駄な努力が苦にならないタイプではありますよね。と言う。うわぁ、これも最高!そう思うアッシは山本昌型なんだけど。
山崎は2013年のシーズンでついに引退したけれども、山本昌にはもっと頑張ってほしいなぁ〜。
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