知らないと恥をかく世界の大問題4/池上彰
『知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書』を読んだよ。次の参議院選挙に注目。
すっかりシリーズ化した池上氏のこの本はこれで4冊目。毎回、欠かさずに読んでいるけど、次々に変わる国際情勢についていけない感じ。それでも、前回の復習やら、改めて解説してくれる部分もあるので、読んでみて、一応分かった気になっているアッシ。
で、今回の目玉は何かというと、あちこちの国でトップの交代があったこと。アメリカは代わらなかったわけだけど、ロシアは返り咲き、韓国、中国、そして日本。それによって、世界情勢が一気に変化するわけではないけれども、必ず動きはあるはずだよね。
では、まずはアメリカから。
シェールガスが話題になっているけれども、これも世界情勢への影響が大みたい。アメリカが自国内でエネルギー調達を賄うことでできれば、中東からの原油の輸入に頼ることもなくなり、且つ、シーレーンの防備に第五艦隊を置いておく必要もなくなり…。アメリカに守ってもらっていた日本は如何に…という話になるよね。
そして、中東から北アフリカ。アルジェリアでのテロ事件は記憶に新しいよね。筆者は、北アフリカはテロが育ちやすい土壌があると。それは若者の失業率の高さ。結果、有力な就職先が武装勢力になってしまうのだという構図。つまりは、
失うと困るものがたくさんできることが、大事なのではないかと思います。仕事をつくり、若者の失業率を下げる。そういう仕組みをつくることが、テロを減らすことにつながるはずです。ということになるよね。若者の半分が失業者なんて、国力としては勿体無い話だよね。
その他、中国の習体制やEUの動きも気になるけど、アッシ的にはやっぱりエネルギー問題は気になる話題。ホルムズ海峡が封鎖なんてことになれば、日本はひとたまりもないんじゃない?また、戦争の引き金になりかねないし。そんなわけで、中東問題は分からないなりにも注目していかなくてはね。
知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書 | |
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