女子と鉄道/酒井順子

『女子と鉄道』を読んだよ。テツは男子だけのものではない!!

酒井順子の本は初めて。本屋で表紙を見て、「あら、アッシの気になるテツの本。しかも筆者が女子とは珍し…。」と思わずチェックし、いよいよ図書館でゲット。

まずは、筆者が鉄道好きになった理由。故宮脇俊三氏の『時刻表2万キロ』を読んでからだと。う〜む、アッシと同じ系統の匂い…。そして、分類的にはメカニカル系ではなく、「乗り専」だとか。ここはいかにも女子っぽい。それでも、鉄道の乗ると必ず寝てしまうとも。
列車で寝ることによって得られる幸福感は、ですから子供の頃、父親が運転して母親が助手席に座る車の後部座席で寝ていた時に幸福感と、通じているのです。
と分析。そして、起点と終点があるという安心感があるとも。そう、決まったレールの上を走るということでさらにその安心感が増すのかも。

で、日本全国のいろいろな鉄道に乗る。奥羽本線米坂線のと鉄道ゆいレール、リニア試乗、タンゴ鉄道、陸羽東線、岐阜路面電車鹿島鉄道立山砂防工事専用軌道、山手線、餘部鉄橋わたらせ渓谷鐵道などと乗りまくる。

ところが、「乗り専」とはいえ、鉄道についての周辺の話題も。
鉄道員の制服の話。1991年に帝都高速度交通営団東京メトロの前身)の制服が変わったことがあったよね。あの制服とあの帽子。あれにはアッシ的に違和感があったけれども、筆者もその時の衝撃を「頭を抱えてホームにうずくまりたいような気分になった」と告白しているよ。この話題も女子テツならではの感覚。男子なら、変わったこと、そのものに興味が向くだけかも。

その他に、女性専用車両ブルートレインの女子への配慮のなさ、新幹線の顔の変遷、Suicaのペンギン、痴漢について、など。ちょっと男子では書けない様な視点でのエッセイがたくさんでうれしいよ。テツにも新たな視点が必要だということで、アッシの視野も広がりました。

女子と鉄道 (光文社文庫)
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