小学生に授業

『小学生に授業』を読んだよ。「課外授業ようこそ先輩」的。

国際日本文化研究センターの教授陣が、近くの小学校に繰り出し、5、6年生に授業を展開したときの模様を本にしたもの。だから、冒頭の「課外授業ようこそ先輩」を思い出したわけ。

登壇の先生は総勢9名。国語から社会、理科、道徳まで。

その中でもアッシが面白いと思ったのは、宮沢賢治の話。あまりにも有名すぎて、アッシは宮沢賢治の作品を読んだことがなかったから。この歳になっていまさらって感覚もあったけど。
『注文が多い料理店』ってこんな話だったんだ〜と感心。

交渉の話も面白い。交渉にも理論があるし。そうゲームの理論だよね。そっか〜、これは一見社会の授業のような気がするけど、算数の授業でもあったわけか。

その他にも人種の研究とか三国志とか。どれも面白い面白い。

体系立てたものを順序良く学ぶことも必要なんだろうけれども、その土台の上で、いかに考えていくかということを学ぶのも大切なんだろうね。そうなれば、勉強が面白くなる。小学生の時に、そう思うことは大事なんだよね。

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