宇宙を読む

『宇宙を読む』を読んだよ。冥王星の取り扱いがニュースになっているけど…。

またまた、宇宙モノ。一般的な入門書と書いてあるけど、意外に内容は難しかったような。
「天からの文」を読む解くことを主眼においているので、電磁波の波長とか物理学的な話題も多いよ。だから、20世紀になって発見された天文学的話題も多いから、余計に難解なイメージがあるのかも。

そして、アッシの疑問。ビックバン以前はどんな世界だったのか?
本書によると、「現在、人類が手にしている物理の知識で遡れる時間は、宇宙最初の10の-43乗秒ぐらいまで」(プランク時間)とのこと。そして、プランク時間以前では、時空すら定義できなくなってしまうとか。そして、この時間では現代の物理学は破綻している状態だとか。ただ、逆に言うと、物理学さえあれば、宇宙の起源を知ることができるっていうことか〜。

冒頭の冥王星の話題。ニュースを見ると「惑星から格下げ」とかいう表現で報道されているけれども、違うと思う。
曖昧だった定義が確立しただけなんだから、それによって冥王星矮小惑星(日本語での表現は未確定)というカテゴリに変更されたんだよ。
アッシ的にはすごくスッキリしたんだけれどもなぁ〜。

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star著者の谷口教授は、日本でもっとも活動的な天文学者の一人です。
star「地球に降り注ぐ電磁波は宇宙からの手紙である」(中谷宇吉郎 風)

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