「関係の空気」「場の空気」

『「関係の空気」「場の空気」』を読んだよ。「空気」がテーマだったから予約までしたんだけれども…。

「関係の空気」と「場の空気」の違いもよく分かる。そして、それぞれの場合の話法の違いもよく分かる。でも、それが日本語の問題だと言われると…。どうも納得がいきかねる。

「関係の空気」は一対一の場合。だから、省略語や指示代名詞を多用しても話の内容が十分伝わる。ところがこの場合でも空気の窒息があると筆者。「場の空気」の場合は複数人数が相手だから、余計にそう。
そして、空気の窒息を解消するための提案がいくつか書かれている。例えば、「です、ます」調を使えばよいという。なんかこじつけのような気がするんだけどなぁ〜。

空気と日本語。さすがに筆者は目の付け所が違うなぁ〜って思わせたいのかもしれないけど、まったく別問題のような気がするけどなぁ〜。

「空気」に反応してしまったアッシが失敗でした〜。

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)
「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)冷泉 彰彦

講談社 2006-06-21
売り上げランキング : 74009

おすすめ平均 star
star山本七平先生が泣くのではないか
star現代日本におけるコミュニケーションのあり方に納得
star軽い読み物としては面白いが。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

応援クリックはこちら→にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ