数学を愛した作家たち

『数学を愛した作家たち』を読んだよ。タイトルに釣られて予約してまで読んだけど…。

東西11人の作家たちの数学に対する思いとか、数学にまつわるエピソードをまとめたものだよ。はっきり言って久しぶりの駄作だったよ。
作家といえば数学は苦手だろうなんて思わせておいて、いや実はそうでもないんだよ。といったところを狙って書かれたところがミエミエ〜。

だから、読んで面白かったと思えたのは、「はじめに」と「おわりに」だけ。特に、「おわりに」には、数学を学ぶことで論理的思考力が養われるという通説に関する見解が書かれている。そうそう、数学はどちらかというとイメージの方が大切なような気がする。筆者の言うように、論理的思考力を鍛えるのはどちらかというと国語のような気がする。
あ〜、これは藤原正彦さん的主張だね。

数学を愛した作家たち (新潮新書)
数学を愛した作家たち (新潮新書)片野 善一郎

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