森を読む

『森を読む』を読んだよ。自然景観の読み方シリーズの1冊。

森を読むにはまず木のことを知らなくてはならないよね。第1章はまず木の読み方から。
広葉樹とか針葉樹とか照葉樹とか名前は知っているけど、その定義は知ることが少ないよね。図鑑に出てくる分類としては、裸子植物とか被子植物とか。イチョウが針葉樹だっていうのを知ってびっくり〜。

木を知った後は、森の構造を観察。高木層、亜高木層、低木層、草本層、林床などで構成されているよ。そんなこと分かっているような気がするけど、きちんと整理されるとやっぱり分かりやすいよね。イメージが沸くから。

照葉樹林広葉樹林、針葉樹林と解説は続く。
で、アッシが興味を持ったのは、雑木林の話。里山とか雑木林はきちんと管理された二次林だったんだね。人間が利用するために森を管理する。気が遠くなるような話のような気がするけど、その内容を知ると理に適った森の利用法であることが分かるよ。だから、それが放置されたら森でも林でもなくなってしまうよ。

結局、そういう理解があっての森の利用法を考えなくちゃいけないんだろうけど、現代人というのはそういう気の遠くなるような話にはピンと来ないんだろうなぁ〜。

森を読む (自然景観の読み方 新装ワイド版)
森を読む (自然景観の読み方 新装ワイド版)大場 秀章

岩波書店 2007-07
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