ぼくのペンションは森のなか

『ぼくのペンションは森のなか』を読んだよ。『日本の国立公園』の筆者の処女作だよ。

「就職しないで生きるには」というシリーズの1冊。だから要は脱サラしてペンションを経営するまでの顛末記っていう感じかな。
ただ、文のそこかしこに、後の「環境省を応援しよう」スタンスが芽を出しているから、そういう視点で読んでも面白い本だよ。いや、むしろそういうスタンスでアッシは読んだよ。

筆者は八ヶ岳の東南麓にペンションを建てるわけなんだけど、どうして八ヶ岳にしたか…。やはり、子供の頃からの親しみなんだよね。中央線に乗って、山に行った経験が植え付けられているというか、染み込んでいるとかいった感じかなぁ〜。
アッシも小学生の頃から野辺山にキャンプに行ったりしていたから、多分、八ヶ岳への思いは染み込んでいるかも。残念だったのは、当時小学生は赤岳に登らせてもらえなかったんだよな〜。飯盛山も楽しかったけど…。

で、筆者のペンションライフは楽しそう。夏のオンピークにしっかり稼いで、冬のオフピークは自分の時間。あとがきだけど、こんなくだりがあるよ。

≪晴れれば、天気がいいとクロカンに出かけ、雪が降れば心浮き浮きクロカンに出かけ、曇っても、今日は雪質がよさそうだとクロカンに出かけてしまう毎日≫
あ〜、このシチュエーション、アッシの花巡り出撃と同じような気がしてきた〜。
ぼくのペンションは森のなか (就職しないで生きるには 6)
ぼくのペンションは森のなか (就職しないで生きるには 6)加藤 則芳

晶文社 1983-01
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