上司は思いつきでものを言う
『上司は思いつきでものを言う』を読んだよ。ちょっと期待外れだったけど。
書いてあることは理解できるんだけど、結局何が言いたいのか分からない…。同じようなことが繰り返されているだけか?なんて思ってしまう。←これが、期待外れの理由。
ただ、思いつきでないとすると、何かデータ的な根拠があってものを言うということになるんだよね。
データから傾向と対策を抽出して、その対策を練る。それでも出てくる結論は、どっちにしても単なる思いつきでしかないんじゃないかなぁ〜って思うんだけど。
勿論、収穫もあったよ。「官僚的な思考パターンとは何か」とか、「株式会社は日本に似合わないかもしれない」とか。
特に後者は、阿部謹也さんの「世間」の話に通じるものがあって、よく理解できたような気がするよ。
それにしても、こんなところにも「世間」が登場するなんて、「思いつきでものを言う上司」って、あまりに日本的だよなぁ〜。
上司は思いつきでものを言う (集英社新書) | |
橋本 治 集英社 2004-04 売り上げランキング : 56551 おすすめ平均 一風変わった日本企業論 今年最低の本! くどいが真をついているところあり。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |