登山の誕生

『登山の誕生』を読んだよ。山関係が続くけど。

ちょうど読みたい本の端境期ってあるよね。予約していた本がなかなか手に入らなかったり。で、そんな時につい手に取ったのが、この本。

ヨーロッパの登山から始まって、日本の登山の歴史が綴られているよ。楽しみとしての山登りって、ホントについ最近の出来事なんだってことが分かるよ。
特に面白かったのはヨーロッパでの山に対する考え方。16世紀頃までは山には悪魔が住んでいると言われて、誰も近づかなかったとか…。宗教の影響が大きかったみたいだね。日本ではどちらかというと宗教的には積極的に山に登ったいたみたい。それでも、景色とか花とかが美しいということすら感じられなかったのかなぁ〜。
その後は、ヨーロッパでも日本でも科学の進歩が山への関わりに大きく関係しているようだよ。博物学、地理学、地質学の調査で山に入ることで近代的登山に移行してきたようだから。

なんで山に登るんだろうって考えると不思議だよね。つらい思いをして汗掻いて、わざわざ登るには、人それぞれに意味があるんだろうと思うけど。
アッシの場合は、若い頃は壮大な景色、最近は花を見ることが楽しみかなぁ〜。

登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか (中公新書)
登山の誕生―人はなぜ山に登るようになったのか (中公新書)小泉 武栄

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