山の社会学

『山の社会学』を読んだよ。

登山とかいうとなんか仰々しくてちょっと構えちゃうような気がするけど、実際はその山で暮らす人たちがいる訳。
だからそこには行政があり、道路があり、山小屋があり、歴史がある。
この本はそんな山に関わる社会的環境を話題にしているよ。

アッシも恩恵に預かっているけど、確かに高速道路とコンビニの発達は山に行く者にとって利便性が向上しているよね。
山小屋の話題では「し尿処理」の問題が面白かったよ。これは社会科っていうより理科だけどね。

佐々成政の“さらさら越え”についてもザラ峠から針ノ木峠を越えたのではなく、安房峠を越えたのではないかという説も面白かった。確かに冬のザラ峠と針ノ木峠はちょっと越えられそうにないものなぁ〜。

…というわけで、引き続き同著者の『北アルプス この百年』を読んでいます。

山の社会学 (文春新書)
山の社会学 (文春新書)菊地 俊朗

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star山でも社会学は存在するのだという証左

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