ミライの授業/瀧本哲史
『ミライの授業』を読んだよ。14歳に未来を託す。
今年の夏頃に本屋の平台に山積みになっているのが気になってチェックしていたけど、あの本の大きさにちょっと抵抗。それでも、図書館で予約はして、ようやくこの時期に読了。それにしても、今年の初冬は寒い。
題名からは「未来の学校ではどんな授業が行われるようになっていくのだろうか」といった内容も想像していたんだけど、ちと違う。これから未来に向かう14歳の子供たちに対するメッセージという感じ。
そして、そのメッセージに対して、具体的な事例として、偉人伝をエピソードとして展開しているよ。どちらかというとこの偉人伝の方がボリュームが多いけど。
で、まずはなぜ学ぶのかという視点。筆者はこれを、
みなさんが学んでいるものの正体、それは魔法です。と言う。ハリー・ポッターと同じ視点。そして、未来を変えるための「魔法」だとも。
そして、未来を変えるための考え方を指南。例えば、
すべてを信じるな、すべてを疑え、とは言いません。いま、みなさんに求められているのは「人を疑うのではなく、コトを疑う力」なのです。とか、
「世代交代」だけが、世のなかを変えるのだ。とか。だからこそ、若者には変えていってほしいと思うよね。
そう、大人になった自分だから、これらの考え方がよく理解できるんだけど、14歳でどこまで理解できるんだろ。あぁ〜、これも大人の発想かな…。いかんなぁ〜。
ミライの授業 | |
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